出産のために離職して専業主婦になった人が介護職で働くのを目指す際に、ハローワークで行われている求職者支援訓練を利用する事例が増えています。専業主婦は無職に相当するので求職者支援訓練を受けられる状況にあり、仕事探しをしていると見せるためにハローワークに定期的に通っていれば何も問題が生じることはありません。
介護職員の質の向上は介護業界における重要課題になっているため、介護福祉士になるために必要な基盤となる介護職員初任者研修や介護職員実務者研修に関する訓練は広く行われています。希望者も多いことから応募しても採用されないこともよくありますが、専業主婦として育児をしている間に応募を続けて採用されたら受講するという形で、長期的な視野で訓練を受けるのに成功している人がいます。十年以上も離職していると、介護職員初任者研修だけでなく介護職員実務者研修まで受けることができて、仕事探しを始めると実務年数が充足した時点で介護福祉士になることが可能です。
このように、計画的にハローワークの求職者支援訓練を活用して介護福祉士になって活躍している事例が多くなりました。数千円から一万円少々の自己負担額で研修を修了できるため、急いで研修を終えなければならない場合でなければ有用な支援サービスです。介護にもともと興味を持っていた専業主婦が、将来的な仕事探しを念頭に置いて行う準備としてハローワークの求職者支援訓練はよく活用されています。